双子座の神話~カストルとポルックス:ふたりでひとつの星の物語
双子座の神話~カストルとポルックス:ふたりでひとつの星の物語
こんにちは、ステラフォルテ京都のmegです。
いま、太陽は双子座を旅しています。
今日は、双子座にまつわる神話をご紹介します。
夜空に並ぶふたつの星──
仲良しの兄弟「カストルとポルックス」が
肩を寄せ合っているように見える「ふたご座」。
でも実はそこに
「愛と死」、そしてそれを越えてつながる智慧の物語が隠されているのです。
白鳥になったゼウス、卵から生まれたふたご
ある日、美貌のスパルタ王妃レダにひとめぼれしたゼウスは
白鳥に姿を変え、レダのもとへ舞い降りて思いを遂げます。
その夜、レダはふたつの卵を産みます。
そこから生まれたのが──
- カストル(人間の子)& クリュタイムネストラ
- ポルックス(ゼウスの子・不死)& ヘレネ(のちのトロイの美女)
カストルとポルックスは、性格も容姿もそっくり。
でも、“不死”か“人間”かという決定的なちがいを抱えた兄弟でした。
運命の分かれ道:兄の死と弟の祈り
ふたりはいつも一緒に旅をして、戦っていました。
けれどある日、カストルが戦いで命を落とします。
ポルックスは絶望し、こう叫びます。
「兄と共に生きられないなら、不死などいらない。死なせてくれ…!」
ゼウスの裁定:「じゃあ、交互に生きなさい」
この願いを聞いたのは、父であり全能の神であるゼウス。
彼は感情に溺れず、こう言います。
「ならば、交代で生きなさい」
一日のうち
ひとりは地上で暮らし、もうひとりは冥界で過ごす。
次の日は交代して、これを毎日繰り返す…
まさかの“シフト制”人生のはじまりです。
(※ふたりいっしょに冥界と地上をいったりきたりしていた説もあります)
ですがここに、双子座の本質が現れています。
- 感情に流されない冷静さ
- 「一緒にいられない」現実の中で、それでもなんとか交わる方法を見つける柔軟さ
- 切なさと知性が溶け合った、“往復型のつながり”の知恵
やがてふたりは星になった
ゼウスは最終的に、ふたりを天に昇らせました。
それが今、夜空に輝くふたご座=ジェミニ。
「不死」と「有限」というちがいを持ったまま、共に在る存在へと昇華したのです。
双子座の本質:あいだを行き来する
この神話が伝えてくれるのは
「正反対のものを分けないこと」
そして、「行き来することでつながること」の智慧です。
- 光と闇
- 理性と感情
- 男と女
- 陽と陰 など、
わたしたちは、どちらかに固定されず
“あいだを往復しながら”生きることを許された存在なのだと
双子座は教えてくれます。
結びに:ふたりでひとつ、わたしの中の双子
双子座のエネルギーは、軽やかに世界をつなげる力。
「あなたとわたし」じゃなくて、「あなたもわたしも」っていう感覚。
“両方を生きる”ことの大切さ。
この神話は言いかえれば、こうも言えるかもしれません。
「この世であなた一人、死なば諸共(もろとも)」ではなく
「たとえ離れても、共に在る」ことを選んだ物語。
わたしたちは今
双子座新月(5月27日)で迎えた新しいサイクルにいます。
このタイミングで、自分の中のふたり
- 感じるわたしと、考えるわたし
- 子どものわたしと、大人のわたし
- 光と影を抱く、ほんとうのわたし
そんな「ふたり」が手をつなぐ瞬間を
どうぞ、そっと感じてみてくださいね。
(そのためのミニワークをLINE公式でご紹介しています⇓)
あなたの”ほんとう”を抱きしめて
Embrace your true self.
ステラフォルテ京都*meg
この神話を読んで、
「わたしの中にも、ふたりいる…?」と思った方へ。
LINE公式で【自分の中のふたりが手をつなぐためのワーク】をご紹介しています。
ちょっとしたセルフチェックと、やさしい問いかけのミニワークです
ご興味がある方は、ぜひのぞいてみてくださいね
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